感動を共に。スポーツオブハート障がい者スポーツを応援する「スポーツ×文化」の祭典

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「触れ合う」「知る」きかっけに

障がい者アスリートたちと実際に触れ合い、障がい者スポーツに興味を持ってもらうことを目的としたスポーツプログラム。天候にも恵まれ、2日間にわたり全13プログラムすべてを無事実施することができました。初めて見る競技用の車いすや初めて体験する障がい者スポーツ───感動と発見に溢れた子どもたちの表情が会場のあちこちに溢れました。

  • かけっこ教室

    トップランナーの走りを目の前で体感!

    シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんによるかけっこ教室は、第1回目から続く人気のプログラム。速く走るためのフォームや気持ちの持ち方など、オリンピック金メダリストから直接教われる機会とあって、子どもたちのみならず大人も含めたくさんの方が参加してくれました。車いすランナーの廣道 純をはじめ、世界の舞台で現役で活躍する陸上の障がい者アスリートたちも参加し、障がい者陸上競技の面白さや魅力を伝えました。

    • 障がいのある人ない人とアスリートたちがみんなで一緒にトラックを走ります。義足のランナーで短距離選手の池田樹生さんは圧巻のスピードを披露。一緒に走った子供たちも驚きと興奮の色が隠せません。

    • 車いすランナーの安岡チョークさん、花岡伸和さん、そして廣道純が競技用のレーサー(車イス)の乗り方や走り方をレクチャー。体験して初めて知る障がい者アスリートのすごさ。参加者からは感嘆の声が上がりました。

    • 参加者のとのコミュニケーションは、障がい者アスリートたちが一番楽しみにしていること。「難しかった」「すごいと思った」「試合を見てみたい」そういった参加者の感想が選手たちの励みになっています。

  • ヨガ教室

    爽やかな笑顔が溢れたヨガ教室

    オープニングセレモニーより一足早く実施されたヨガ教室。会場は第二体育館のアリーナ全面を使用。広々のびのびとした空間で、ヨガスクール「ポジティブスターヨガ」協力のもと、初心者の方でも心地よく体験できるレッスンプログラムを実施。癒される心地よい運動とインストラクターの軽快なレクチャーに会場全体が和やかなムードに包まれました。

    • 朝一番のオープニングセレモニー前のプログラムということもあり、アスリートのみなさんや他プログラムの出演者も参加。体験後の心も身体もスッキリした爽やかな笑顔が印象的でした。

  • パワーリフティング

    試合さながらの緊張感。圧巻の大迫力パフォーマンス!

    世界大会で活躍するパワーリフティングの大堂秀樹選手と三浦浩選手が、実際の競技さながらのリフティングを披露。パワーリフティングはスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目で重量を競い合い、トータル重量で順位を決定する競技。上半身だけで重たいバーを挙げる姿は圧巻で、バーが上がるたびに会場から歓声が上がっていました。

    • 予定より早めに会場入りした馳文部科学大臣が二人のパフォーマンスを視察。元プロレスラーの馳大臣からも熱い拍手が送られました。

  • 車椅子テニス

    初体験の車いすテニスに興奮

    インストラクターに国内外で活躍する竹田有治選手を迎え行われた、車いすテニス体験プログラム。国枝選手の活躍で目にすることも多い競技ですが、観るのとやるのとでは大違い、参加者からも「思っている以上に難しかった」という声が多く聞かれました。初めての体験をした子どもたちの興奮した様子が印象的でした。

    • 「できた!」と喜ぶ子どもの声に嬉しそうな表情を浮かべる竹田選手。 テニス初心者でも楽しめるプログラムで、参加者の楽しそうな表情が体育館に溢れます。

  • ダンス

    エンターテインメントのプロ集団直伝

    EXILE PROFFESIONAL GYMによるダンスレクチャープログラム。エンターテイナーのプロを育てるEXILE PROFFESIONAL GYMのインストラクターが「チューチュートレイン」の簡単なバージョンをレクチャー。簡単なバージョンといえどもレクチャーはもちろん本格的。最後には子どもから大人まで大勢の参加者が一緒に踊り、会場中が笑顔でいっぱいに。

    • EXILE PROFFESIONAL GYMに所属する生徒さんたちもプログラムに参加。参加者は子どもから大人までさまざま、ダンスは年齢も障がいも関係なく楽しめるものだということを改めて感じされられました。

  • 野球教室

    元プロ野球選手が大集合!豪華な野球教室

    2日間とも実施された元プロ野球選手による野球教室。国内外で活躍した元プロ野球選手たちがこの日のために大集合し、集まった子どもたちにプロならではの視点で野球を教えました。元プロ野球選手が直接教えてくれるという機会とあって、子どもたちは緊張した表情を浮かべますが、気さくな選手たちの楽しいレクチャーに笑顔がこぼれます。

    • 2日間で8名の元プロ野球選手が参加。今年で3回目となるこのプログラム。今年も豪華な顔ぶれがそろいました。2日目には日本人初のメジャーリーガー村上雅則さんの姿も。

    • 障がい者野球の鈴木雅浩選手も参加、上半身の上手な使い方など普段車イスでプレーするからこそ鍛えられた、「ならではのコツ」を教えていました。

  • アンプティサッカー

    なでしこリーグの選手も悪戦苦闘!

    日本アンプティサッカー協会の選手たちによる、アンプティサッカーの体験プログラム。アンプティサッカーはロフストランドクラッチと呼ばれる杖を用いて行うサッカー。主に足に障がいを持つ選手がプレーします。イベント当日は体験会だけでなく、なでしこリーグ2部所属の「スフィーダ世田谷FC」の選手たちとアンプティサッカー選手たちが交流試合を行い、ハンデを感じさせないアンプティサッカーの選手たちの華麗なプレーに会場が沸きました。

    • スフィーダ世田谷の選手たちは杖を使わずに参戦。 ハンデを感じない白熱した戦いに参加者たちも息を飲んで応援します。

    • 杖を使ってのプレー体験には、現役なでしこの選手たちも悪戦苦闘。 アンプティサッカーがいかに難しいかが伝わってきます。

  • サッカー教室

    遊んで学ぶ、楽しいサッカー教室

    なでしこリーグ2部所属のスフィーダ世田谷FCの選手たちによるサッカー教室。現役で活躍する選手たちのあざやかなプレーを学べるチャンスに、たくさんの子どもたちが参加してくれました。サッカー初心者でも楽しめるように、遊んでいる感覚で自然とサッカーを教えてくれるプログラムで、フィールドには子どもたちの笑顔が溢れました。

    • グループごとに分かれてワークアウト。 どのグループも元気いっぱい。楽しそうな声があちこちから聞こえてきます。

  • ゴルフ

    障がい者ゴルファーの腕前に驚き

    独自のメソッドで有名なティーチングプロの佐久間馨さんによるゴルフレッスンプログラム。障がい者ゴルファーでティーチングプロの資格を持つ小山田雅人さんも駆けつけレッスンをしてくれました。小山田さんは右腕切断の障がいがあり左腕だけでプレーしますが、障がい者ゴルフの日本大会で優勝するなど、その飛距離・スコアは健常者に引けを取りません。参加者は興味津々、真剣に小山田さんの話を聞いていました。

    • 小山田さんも自身のショットを披露。片腕とは思えないほどの美しいフォームと力強い弾道に参加者から感嘆の声が上がりました。

  • 車椅子バスケット

    健常者にも人気の障がい者スポーツ

    日本車椅子バスケットボール大学連盟のみなさんによる車椅子バスケ体験プログラムには、大人も子どももたくさんの参加者が集まりました。インストラクターを務めたのは、なんと大学のサークルで活動する健常者のプレーヤーたち。車椅子バスケットボールは今や障がい者スポーツの枠を超えて、健常者の間にも広まってきています。ウォーミングアップから簡単なシュート練習、ミニゲームまでを体験。

    • 座ったままのシュートは、見るのと実際にやるのとでは大違い。 この難しさはやってみないとわかりません。

    • 初めて競技用の車椅子に乗った参加者たちの「難しいー!」という声が体育館に響いていました。

  • ウィルチェアーラグビー

    大迫力のぶつかり合いとスピードを体感

    日本ウィルチェアーラグビー連盟の選手たちによるウィルチェアーラグビーの体験プログラム。ウィルチェアーラグビーは、かつてマーダーボール(殺人球技)と呼ばれたこともあるほど激しくぶつかり合う競技。実際に競技用車いすに乗ってぶつかりあってみたり、ボールを持って走らせたり、初めての体験に興奮する姿が見られました。選手たちによるデモンストレーションでは、迫力のプレーが目の前で繰り広げられ、ナイスプレーに歓声があがりました。

    • 車イスを走らせるだけでも大変なのにボールを投げたり、キャッチしたり。
      選手たちの身体能力の高さに感動。

    • 選手たちによるデモンストレーションではぶつかり合いやスピードを体感。
      ぶつかり合うときの大きな音は一度体感してみてもらいたい迫力です。