eBOCCIA(eボッチャ)とは、通常のボッチャと違い、視線やスイッチ入力でPC上のボッチャランプ発射装置の上下左右を操作し、ボールを発射します。
肢体不自由者の方も自分に合った方法で投球できることができ、オンライン上での対戦も可能なので、重度障がい者の方でも自宅のPCから操作できます。
スポーツ・オブ・ハート2024では、配信システムを使い、
ステージと体験ブースを繋いで、「eBOCCIA」をゲストの皆様に体験をしていただきました。
視線誘導装置は片目でも操作が簡単にでき、ボールが放たれる度に会場は大盛り上がりでした。
今回は、eBOCCIAの開発を行っている株式会社ユニコーンの中野 翼さんにお話を伺いました。
eBOCCIAの開発背景である「障がいの有無や程度に関わらず、すべての人がスポーツを楽しむ喜びを共有できる場を作りたい」という想いに、スポーツ・オブ・ハート様が深く共感いただき、多面的な配慮とサポートをいただけたことは、私たちにとって大きな励みとなりました。
イベント当日、障がいのある方やそのご家族などからは「初めて自分の意志でボールを投げる楽しさを味わえた」「これならみんなで一緒に楽しめる」といった温かい感想をいただき、eBOCCIAが目指すインクルーシブなスポーツの可能性を再確認できました。
また、一般の参加者からも「技術を活用して多様性を尊重する取り組みに感動した」などの声をいただき、私たちの活動に対する理解が少しずつ広がっていくことを実感しました。
これからもeBOCCIAを通じ、誰もがスポーツを楽しめる社会の実現を目指してまいります。
〈プロフィール〉
中野 翼
株式会社ユニコーン
miyasukuプロジェクトリーダー